心にうつりゆくよしなしごと

最近、骨董市やフリーマーケットに加えて、手づくり市にも挑戦することにしました。
初期のいにしえ館では古いアンティークのビーズを用いてオリジナルのアクセサリーを作ってデパートや他のギャラリーさんの展示会に出店しておりましたが、特殊な作品ゆえ一般の方には馴染みが薄く、古ければ古いほど高価な作品となるため、私達も積極的には表に出していませんでした。
5月9日(木)の平安楽市は自分のオリジナル作品とその他素材品の販売限定なので、初心に戻って再挑戦することとなります。
紀元前数千年の発掘物から約100年前のヴァネチアンビーズ、ボヘミアビーズまで、同時期に作られたビーズに拘ってアクセサリーを作成しており、それぞれの時代を感じて身に付けていただければ幸いです。是非お手にとってご覧いただきアンティークビーズの魅力を感じていただきたいと思っています。
(併せて私がリメイクして作成した天然ターコイズを始めとする天然石を入れたシルバーリングなどの作品も販売します。)

本作品は安井氏がいにしえ館を訪問なさった時に、心に思いつくまま少しづつ描き足して…いつの日か完成させる作品です。(描き足すごとにアップデートいたします。)
久しぶりに3月2日少しですが描き加えをいたしました。

News

①  最近では、男性もアクセサリーを身につけることが当たり前の様になりました。パワーストーンの影響は大きいと思いますが、アメリカンジュエリーのブームやハンドメイドの素敵な商品が心に響いているのかなと感じます。女性だけでなく男性も一緒にアクセサリーを楽しんでいただけたらと商品のラインナップを考えています。
②  オパール化したアンモナイトやオウムガイの化石、恐竜の歯などの化石を入手して鉱物や化石に興味が湧いています。その他にも蛍石、翡翠、肉石や水石なども入荷しています。また、ターコイズやラピスラズリーは最古の宝石といわれ紀元前5千年頃から身につけられていたことが分かっています。
古代ガラスを得意とする当店には古代エジプトや古代メソポタミアの遺跡から発掘されたターコイズが眠っていましたので、古代人が紡いだネックレスを解体してピアスやイヤリングを作ってみました。穴は当時にあけたもので、古代エジプトやメソポタミアの遺物にはいつも感じることですが現代のような道具も満足にない中でよくもこんな精巧なものを作ったなと思わせてくれます。ターコイズや古代珊瑚をビーズに加工するだけでも驚くべき技術です。
③  タイの山岳民族のカレンシルバーが沢山入荷しています。また、インディアンジュエリーなど数年前から精力的に集めた天然未処理のターコイズをあしらったシルバーアクセサリーやビーズなども充実させてまいりました。イミテーションとの違いを実物で実感いただけると考えています。是非手に取ってご覧ください。(天然未処理、スタビライズドなどの硬化処理、イミテーションなど様々なターコイズを用途に合わせて選んでいただけるよう沢山揃えています。)

トピック

安井洋一さんの作品がフランスで展示されました。フランス芸術協会絵画部門代表のアラン・バザール氏からも高い評価を受けました。余談ですがいにしえ館のチラシも見ていただきました。

未処理ナチュラル ターコイズ原石

私たちどこにいても空のしたで繋がっている。

ラピスラズリなどとともに世界最古の宝石として古代エジプトの装飾品に使われていることは有名ですが、BC5000年以上とされるターコイズの装飾品がメソポタミア文明の遺跡やアメリカ合衆国のチャコキャニオン遺跡からも出土しています。
残念ながらターコイズ原石は多孔質で柔らかいものが多く、未処理で使用できる硬いものは僅かしか産出されません。また、他の石(ハウライトやマグネサイト)を青く彩色したものや、カケラのターコイズを粉砕して樹脂などで練り固めたものや、カケラに他の石をミックスさせ樹脂で固めて再加工したものなども現れており、エナメルやガラス、プラスチックなど様々な代用品が作られて販売されています。
ターコイズもダイヤモンドやルビーなどと同様、天然未処理のものは模造品や処理済みのものに比べて、その希少性ゆえに価格の面でも驚くほどの差があります。
天然物は天然物の良さが、代用品には代用品の良さがあり、上手に使い分ければ良いと思いますが、問題は代用品を本物として販売していることでこれはターコイズのみならず他の宝石や骨董品全般にも言えることで、当店では、少なくともターコイズに関しては出土した地域や採掘した鉱山名を明らかにして皆様に提供できればと思っています。

ナチュラルビズビーターコイズ リング&バングル

同じ天然未処理のビズビーターコイズ原石から作ったリング及びバングルです。スタビライズドされていないため母石の強度が無く欠けやすく加工は難しかったです。スモーキービズビーと呼ばれるラベンダー色の複雑な色合いです。
(機械は一切使用せず手研磨の作品です。)

トグナ(ドゴン族の集会所の柱)

今やお店のシンボルとなっている感がありますが、アフリカンアートの逸品です。

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